2013/10/03 一首と一句
2013/10/03 Thu. 05:13 | [日日]捨拾語 |
ちょっとメンタルだめだったみたい。ま、なんとか追い付けるといいですが。
木場すぎて荒き道路は踏み切りゆく貨物専用線又城東電車 / 土屋文明『山谷集』
土屋文明氏の歌が好きです。「貨物専用線≪又≫城東電車(じょうとうでんしゃ、当時の都電という認識でいいのか?)」という文脈らしい。都会の歌。ちょっと主体がぶれている歌、おそらくはわざとだろうけど。それによって特別なものであるかのように、線路が浮き上がってくる。都会の線路は保護されてない分、たしかにちょっと荒い気がする。
秋の蛇療園の森遠長し(石田波郷)
遠長い森って鰻の寝床みたいってことかな……これが自分の第一の感想だったりする。いや、違うな。療園を通る道が遠長いってことだ。弱い患者にとっては外界は遠い。外への途中にある森も当然長い。でも、これ退園の道程って解釈でもいいな。体力の落ちた人がゆっくりゆっくり療園の森を抜ける。秋の蛇とは真逆に、動くために、外へ行く。
木場すぎて荒き道路は踏み切りゆく貨物専用線又城東電車 / 土屋文明『山谷集』
土屋文明氏の歌が好きです。「貨物専用線≪又≫城東電車(じょうとうでんしゃ、当時の都電という認識でいいのか?)」という文脈らしい。都会の歌。ちょっと主体がぶれている歌、おそらくはわざとだろうけど。それによって特別なものであるかのように、線路が浮き上がってくる。都会の線路は保護されてない分、たしかにちょっと荒い気がする。
【今日の季語1375】秋の蛇(あきのへび):「蛇穴に入る」の傍題の一つで「穴惑(あなまどい)」とも。蛇は秋彼岸の頃に冬眠のために穴に入るとされるが、実際はもっと遅い。◆秋の蛇療園の森遠長し(石田波郷) #jhaiku #kigo
— HAYASHI Yoshio (@twryossy) October 2, 2013
秋の蛇療園の森遠長し(石田波郷)
遠長い森って鰻の寝床みたいってことかな……これが自分の第一の感想だったりする。いや、違うな。療園を通る道が遠長いってことだ。弱い患者にとっては外界は遠い。外への途中にある森も当然長い。でも、これ退園の道程って解釈でもいいな。体力の落ちた人がゆっくりゆっくり療園の森を抜ける。秋の蛇とは真逆に、動くために、外へ行く。
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