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ふと気がつけば黄昏だった。オレンジのこざっぱりした光の射し込む和室。薄手のタオルケット一枚だけを共として、私は畳のうえにちょくせつうつぶせていた。頭脳の遠慮ない質量をうけとめていた腕はかるくいたむほどしびれており、足は冷えた空気にさらされていたせいか石膏のように白く硬くなっている。覚醒したものの義務だというように、私はのそのそと起きあがるが、全身の神経はいまだ睡りのあたたかさとけだるさを欲しており、せめてもの慰みに私はタオルケットを体に巻き付ける。夢の残滓をすいこんだ寝具はいくらか毛羽立っていて、その凹凸があちらの世界になにかをのこしてきた私の心の隙間を埋め合わせる。完全ではないけれど、でも気持ちがよかった。
窓に目をやる。汚れのめだつガラスの向こう、西の空、鉄塔がみえる。日輪を背負って黒い。やがて来るであろう夜より濃い影と一体になって天空へ伸びあがる、億年生きた樹木に勝るとも劣らない、矜恃あるシルエットを私はうつくしいと思う。夢幻の泥に浸された脳髄ではあったが、どうやら世界への感歎は忘れてはいなかったようだ。
けれども、もういいかげんめざめなければいけないだろう。
ささやかながらの間に合わせのような障子をひく。暗闇になった部屋で、私は突如孤独を思い出す。あぁそうか、私は誰からも忘れ去られて百年眠り続けていたのだった。
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意味なし。書きたくなっただけ。なんとなく思いついたものを書き連ねただけ。‥‥夕焼け見てないよ。