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日を追うごとに食の細くなっていく伸一郎さんを心配してみるが、あぁだいじょうぶだいじょうぶ、と煮え切らない返事をくりかえすだけで、ちっともまともにとりあってくれない。じゃあせめて、と、毎日なにかしらの御膳を支度して運んではいる。伸一郎さんはそのたびに叮嚀な礼をして受け取ってくれるし、翌日には洗ったお皿をやっぱり叮嚀な感謝といっしょに返してくれるけど、どれだけ口にしているかしれたものじゃない。だって伸さんは弱っていく一方だから。
一口でも食べてくれれば、それでもう、終わるのに。何があってそんなになったかいっかな教えてくれない伸一郎さんを、わたしはわたしの食事で眠らせてあげたいだけだのに。